柳ヶ瀬舞の日記

日記などの備忘録

まどろみの精神科⑥入院生活14日目「セクシュアル・ヒーリング」

入院14日目の朝を迎えた。とりあえずまだ入院しているし、入院は継続する予定。

「体温計事件」がいったんの解決をし、きちんと主治医と担当医に伝える予定。入院すると自分の気が散らせなくてつらかったけれど、適切に処理できたのは嬉しいことです。

入院すると一事が万事になってしまうの、どうにかしたいなあ。

 

今回の入院は精神科だからまだマシだけれども、身体の管理を他人に任せるということが苦手なのかもしれない、と思った。入院したのは「適切な医療と看護を受けること」が目的であり、自分のプライベートだったりプライバシーが二の次になる状態にかなりストレスを、知らず知らずのうちに、溜めていたのだと自覚しました。

看護師さんの言葉なんだけれども「自分が『納得』することが大事で、それができるように介助するのが私たちの仕事だから」と言っていて、プロのお仕事に感動しました。天晴。

 

今回の入院は身体と精神のための入院であるので、身体だけを優先する入院とは違い、かなりプライバシーに気を使ってもらっている。10代のとき、整形外科の病棟に入院したときは、手術もあったし下着を身に着けるときは介助も必要だった。それに比べれば、かなり快適ではあるけれど、負荷はかかる。自分の身体状況の把握を他人に任せるというのは、私の場合かなりのストレスみたい。今回の「体温計事件」は、そんなストレスが爆発した結果だと思う。「嫌なものは嫌」って表明することは大切です。

 

下着を身に着けるときの介助で思い出したのだけれども、病院というところはなぜ性的なのだろうか、と考える。
いま入院している部屋は4人部屋を2人で利用している。そして同衾している女の子のYちゃんは17歳だと最近知った。なんと女子高校生と一緒の部屋で寝ていた。驚愕の事実だった。
プライベートなところは、身体であれ生活であれ、他人には見せない。この道理が病院にいると通らない。医者や看護師にプライベート・ゾーンを見せる必要があるかもしれないし、大部屋ならPCのタイピング音も同室者に聞かれる。それはじゅうぶん性的なことだと思う。そして私はプライベート・ゾーンを見て欲情しているわけではない。通常他人の目に触れない大切なところだから欲情しているのかもしれない、と考えた。

 

こんな感じでおおまかに考えると、入院生活ももう少しで折り返しをみせるので、自分の身体と精神に気を遣いないがら生活をしていきたいと思う。