柳ヶ瀬舞の日記

日記などの備忘録

まどろみの精神科②入院初日「綾波レイの部屋」

外来などがあるフロアで入院手続きなどをして10時少し過ぎに病 棟のスタッフステーションで看護師さんにご挨拶。

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精神科の解放病棟にお世話になるのですが、 人権問題などあるらしく任意入院の誓約書にサインした。K先生か らの口頭で注意事項を聞かされる。治療の方針や面会時間、 病棟での生活での注意事項など。 詳しくは看護師さんがしてくれた。 病棟のことなどは看護師さんの方が詳しかった。
キリっとした看護師さんの荷物検査を受ける。
電子機器は利用を制限されている方もいるらしく(スタッフステー ションの前でしかスマートフォンを使えないひともいるみたいだっ た)、PCの持ち込みはどうかなあと思いつつ「 先生が許可してくれているならいいですよ」と看護師さん談。 ちなみに入院5日目にして毛糸と編み棒をゲットしました(もちろ ん先生の許可はもらっています)。
爪切りや目薬も危ないらしく、 目薬はスタッフステーション前でのみ使用できるみたい。 あとは雑菌の元ということでミッフィーちゃんのダルマ型人形の福 氏とはここでお別れ。心の友を雑菌呼ばわりとは失礼な……。 キリっとした看護師さんに泣きつきタクミくんシリーズの祠堂テデ ィベアは見逃してもらった。

「今日から禁煙なんですよぅ」 と素直に喫煙習慣があることを看護師さんに伝えると、
「入院中、敷地内で煙草を吸ったら強制退院です」
「え?」
「強制退院です(有言の圧力)」
 禁煙のつらさに耐えきれず退院してしまう方もいるのだとか。 しかし強制退院ってすごい重い罪だなあといまでも思う。

 付き添いで来てくれた母がK先生に連れていかれたので、 個室でお昼ごはんを食べた(母はK先生に生育環境や病気のときの 話をしたらしい)。メインはハッシュドビーフ。 温かくて美味しくて病院食の進化に感動した(10代のころ経験し た病院食と全く違っていた)。
時節も時節なので、PCR検査を受けて陰性とわかり次第、 大部屋に移る。
大部屋は4人での利用だけれども、20代のYちゃんだけが入室中 で、窓際のベッドを使うことができたので、大荷物をエイドさん( 看護助手さんのことを大学付属病院ではエイドさんと言う)が運ん でくれた。ここで付き添いの母とはお別れ。
窓際のベッドを占領できたのはいいけれど、体感温度が3度以上あ がり長袖のパジャマでは過ごしにくい。 キャビネットに着替えや本などを積む。
既視感あるなあと病室を見渡すと、 なんだ綾波レイの部屋ではないか……と思ってしまった。 たしか病室をイメージして作られたのが綾波レイの部屋らしい。 さすがにビーカーでは薬は飲まないし、数冊の本もあるのですが、 綾波感が拭えなくて困惑した。Twitterで募集、 病室が可愛くなる方法とポストしたくなった。
入院して初めてした検査が心電図を撮ること。 エイドさんが案内してくれるので、広い院内も迷わず動ける。 その後は胸部のレントゲンも撮った。夕食まで吉屋信子さんの『 紅雀』を読む。

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お夕食が来る。 和食と洋食どちらかが選べるようになっているらしいはが、 私は和食を選択。メインはお魚が多い。 カリフラワーが苦手だったのですが、 酢みそ和えのカリフラワーを久しぶりに食べたら美味! その美味しさにびっくり。栄養管理師さんに感謝の日々です。

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紅雀』を読了後、日記をつけたりログを書いたりして21時30 分に就寝。

 

10月24日の日記にも「とにかくごはんが美味しい」「 入院してよかった」などの文字が躍っている。
現在10月27日。入院して4日目にこれを書いている。 ごはんは美味しいし、 入院してよかったという気持ちはいまも変わっていない。